塗料は3つの成分の樹脂・顔料・溶剤が基本となり出来ており、場合によっては添加物が加えられていることもあります。
なお、塗料の成分としては、塗膜になる成分とならない成分があります。
配合されている成分によって、塗膜の性質が大きく異なるため、塗料を選ぶ際には、どのような成分が含まれているのかを確認する必要があります。

塗料の中に含まれる顔料には、塗装部分に色をつけるという役割や防カビなどの機能を持たせるためという理由がありますが、顔料だけでは、スムーズに作業を行うことは出来ません。
そのため、塗装作業をスムーズに行うための溶剤で、顔料の濃度を薄める必要があります。

そして、樹脂が塗膜の性能を決定しています。
その為、塗料の中に含まれる樹脂の種類によって、塗膜の耐用年数に違いが出てきます。
最も長いと言われているフッ素樹脂塗料であれば、12年から15年程度の耐用年数があるのに対して、アクリル樹脂塗料については、その半分の6年から8年程度しか持たず、定期的に塗り替えなどのメンテナンスを行う必要があると言えます。