防水工事で使われる防水にはいくつかの種類があり、そのひとつがFRP防水です。
FRP防水は「Fiber Reinforced Plastics」の略で日本語では繊維強化プラスチックとなります。
FRPの仕組みはガラスマットと呼ばれる極細のガラス繊維を重ねたマットを敷き詰め、その上にポリエステル樹脂などの樹脂を塗り、一体的に硬化させるものです。
FRP防水は、高い防水性が期待できるので、あらゆる場所で利用されていますが、より強固に固まるため将来的な改修においては剥がすのが難しい傾向にあります。
また多少の柔軟性があるものの樹脂のみの防水工事と比べると屋外に使用すると浮きが出る可能性があります。
ただ高い防水性と耐久性が期待できるため屋上駐車場や屋上緑化、プールや水槽、工場の床にも使われ、また木質の床にも使用できるので木の床の防水などにも使われています。
特に木質の下地の場合には食いつきが良いので、特に屋内での防水工事には適した方法といえます。
価格の相場としては1平米あたり5千円から7千円程度で行われます。