外壁に使われるサイディングの中には、木質系サイディングに分類されているものがあります。
木質系サイディングとは、その名称通りに木材で作られているサイディングになり、天然木を利用していることが一般的です。
薬剤や化学性物質などを使わない外壁材になるので、住宅においては非常に環境に優しい建材として用いることができます。
断熱性能が高いことも特徴として挙げることができ、自然的な風合いを持っているものなので、自然の温かみを感じ取ることにも向いている素材です。
木目を活かした状態で施工されているので、バリエーションが豊富とは言えない部分がありますが、実際には様々な樹種が存在しているので、使われている木材によってカラーバリエーションが存在していることも事実です。
一方でメンテナンスが難しい素材でもあり、劣化してしまった状態で放置をしてしまうと、カビが発生してしまったり、木材を腐らせてしまう可能性も否定できないので、定期的に塗料の塗り替えや表面のコーティングを行うことが必要です。
10年を過ぎているような木質系のサイディングでは、専門家に相談した上でリフォームすることが大切です。