外壁塗装を行った後で塗装の表面に細かい穴が開いてしまうことが有ります。
これは針でつついたような穴にみえることからピンホールと呼ばれます。このピンホールが出来てしまう原因はいろいろありますが、その多くは塗装を行う際の不注意によるものです。
ピンホールが出来る理由には、下地に巣穴が多く、下塗りの時に空気を閉じ込めてしまい、これが温度の変化などにより塗装を突き破ることで起こる場合が有ります。
巣穴とは下地に空気がたまる凹凸のことです。この巣穴を塗装の際にしっかりと埋める形で行うとピンホールが出来にくくなるのですが、時間の制約などで塗装を一気に行ったりするとピンホールができやすくなるのです。
したがって、ピンホールは凸凹の大きい外壁によく見られる傾向が有ります。
上塗り塗装の際の塗料が規定量よりも多くなってしまった場合や、気温を考慮しないシンナーの使用で急激に乾燥してしまった場合にもピンホールが発生する事があります。
この場合には本来塗料の中に含まれる空気が乾燥の際に蒸発するのですが、空気の蒸発が終わる前に表面が乾燥を始めてしまい、空気の抜け穴がピンホールとして残ってしまうことが原因なのです。”