トタン屋根という名称を、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
現代の建築では、屋根材はスレート瓦が一般的になっているため、あまり見かけなくなってしまったかもしれません。
しかし、地域によっては、まだまだ住宅の屋根として現役というお宅も多いのです。
トタンは、鉄で出来た鋼板に亜鉛メッキを施して、鉄よりも錆にくい加工をしてあるものなのですが、同じ金属の屋根材として普及しつつあるガルバリウム鋼板などと比べると、やはり錆やすさは否めません。
つまり、鉄で出来ているためにトタン屋根は熱を感じやすく、またさびやすい屋根だといっても過言ではありません。
そこで、このトタンを屋根に使っている住宅では、定期的な塗装のメンテナンスが重要となります。
トタン屋根には錆が目立ち始めると一気に広がってしまう傾向がありますから、ますは防錆を第一に考えて、ケレンはしっかりとおこない、3回塗りの1回目は錆止め塗装となります。
その後、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂などが含まれている塗料を2度重ねて塗ります。