ベランダの劣化を放置していると、こちらからわざわざ雨漏りを誘発してしまうことになってしまいます。
このような劣化を防ぐにも症状に合わせたメンテナンス工事を行うことが非常に重要になってきますので、そのメンテナンス工事方法について知りましょう。

ベランダ工事では外壁や笠木などの補修・塗装工事と床の防水工事と2つに分かれます。
この二つは違いはあれど、一番重要なことは一緒なのです。
それはいずれにしても水の侵入を防ぐことが一番重要になります。

ベランダは外に張り出したスペースであるために雨や紫外線が外壁に直接あたったり、ベランダ内に振り込んだ雨が勾配の少ない床に溜まりますよね?
そうなると、劣化が早まり、建物を構成している木材やコンクリートを腐食させてしまいます。
築年数は関係なく、ベランダ内に水が浸入を許さない状態をいかにして長く保つかがポイントとなるでしょう。

では、具体的な補修方法をご紹介します。

まず、基本的な流れは下地処理でひび割れなどを補修することです。
塗装の基本は三回塗ということを知っていますでしょうか?
下塗り、中塗り、上塗りの三回です。
この三回を実施していない場合は悪徳業者の可能性がありますので注意しましょう。

次に、笠木や窓回りのサッシなどの隙間を防ぐために、シーリング材を使い、水の侵入経路を防ぎます。
こういう小さいことは雨漏りの原因を防ぐので意外と重要なのです。
シーリング材を使った補修は費用はそこまでしませんが、ケースによっては10万程するので業者さんにしっかリ費用の確認はとっておきましょう。

次回は床の補修工事についてお話します。