本格的な建物を建てる前の足がかかりとなる簡単な建築物のことを、足場といいます。
その足場には、いくつかの種類があります。
今からその種類によってのメリットとデメリットを簡単に説明します。
その一つがくさび式足場です。
この足場のメリットは盛り替え、組み換え作業が簡単で解体も簡単であり強度が高く経済的なところです。
デメリットは、設置できる場所が限られているところです。
次に単管足場があります。
この足場は銅管を主体としており、狭い敷地でも設置が可能で高い場所にも設置できます。
デメリットは材料が重く、工期が長くなりがちなところです。
また吊り足場という上から吊って作業床を支える足場もあります。
これは橋の裏側などの、作業床が必要だけれど地上から設置できない場所に足場を組む場合に有効です。
この足場は危険を伴い、コストが高く工期も長くなりがちであるというデメリットがあります。
また、組立等作業主任者を置く必要があります。
それぞれのメリットデメリットを知り、各々の工事にふさわしい足場を組むことが望まれます。