建物を建設するときやリフォーム工事をするときなどには、養生といって建物を保護する作業を行います。
具体的には壁にビニールを被せたり、テープを貼ったり、場合によっては床にビニールをすることをします。
特長的なのが、このとき粘着力の高い物を貼り付けてしまうと、剥がすときにのりが残ってしまうために、すぐにはがせるほど粘着力が弱いものが使用されるのです。
なぜ、養生をするのかというと、塗料が他の部分に飛んだりしないようにするためです。
綺麗な仕上がりにするためには大切な行為なのですが、使用したビニールやテープは終わったら廃棄するしかありません。
業者はいくつもの現場で大量のビニールやテープを使い捨てていくことになるので、費用もかなりの額となります。
そのために、コスト削減ということで安物のビニールやテープを使うこともありますが、そうなれば前述のように粘着力の高い品を使ったりする業者もいます。
もし塗装を依頼するのであれば、指定の色に塗れているのかだけでなく、そういった養生の痕跡がないかも確認することです。