塗装を行う場合、塗料をシリコンにするか、
ウレタンにするかで迷うケースがあります。

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一般的に使われる塗料を種類により並べると、
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の順に高性能になり、
価格もアクリルは安くフッ素は高いので、
価格と性能にさほど差のないシリコンとウレタンは選択の判断に迷うところです。

シリコンは無機化合物で化学的に安定しています。
シリコンは耐熱性が高い特徴があり、合わせて対候性にもすぐれています。
また、シリコンは汚れにくい性質も持ち、汚れを寄せ付けない特徴があります。

対してウレタンは高分子化合物で光沢があり付着性にすぐれています。
ウレタンは耐候性が高いので外装に適しています。
また、ウレタンはシリコンに比べて価格が安いので、使用されやすい塗料です。

両者は性能面での大きな違いはありませんが、耐用年数に差があり、
ウレタンは6年が塗り替えのメドなのに対し、シリコンは10〜12年とされています。

価格の差と塗り替え時期を考慮し、1年当りの費用として比較すると、若干シリコンがお得になるようです。