屋根を塗装する際に何色にするか決めるのはもちろんとても重要なことです。

屋根の色や、その他の部分の色とのバランスで、家の印象が大きく変わってしまうからです。

 

色選びをする際にぜひ知っておきたいこととして「面積効果」があります。

面積効果とは、同じ色でも、小さい面積で見るのと、大きな面積で見るのとでは印象が違って見えることを言います。

 

明るい色では、一般に、小さい面積で見た場合よりも、大きい面積で見た場合の方が色の明度(明るさ)や彩度(あざやかさ)が増して見えます。

逆に暗い色では、小さい面積で見た場合よりも、大きい面積で見た場合の方が明度も彩度も落ちて見えます。

 

つまり、小さな色サンプルだけのイメージで屋根の色を決めてしまうと、実際に塗装が仕上がった時に「思ったより明るくてあざやかすぎる」あるいは「思ったより暗くてどんよりしている」ということになりがちなのです。

 

でも面積効果の存在を知って、それを考慮して慎重に色選びをすれば、仕上がった時に「思っていたイメージと違う」ということは避けられる可能性が高くなります。