セメントや繊維質を原料にしたものを板状に形成したものが窯業系サイディングと呼ばれるものです。
一般的なモルタルに比べると、工期が短くて済むことや柄や色などのバリエーションが豊富であることなどの理由から、外壁材として最も一般的な素材と言えるでしょう。

窯業系サイディングの特徴としては、地震に強いということや耐久性・耐火性に優れる、リフォーム性にも優れているなどがあります。
定期的にメンテナンスを行うことにより、寿命を延ばすことが出来ます。
一般的には、7年から8年に一度のペースでの塗り替えが好ましいとされています。
メンテナンスが十分では無かった場合、防水性が低下してしまい、結果としてサイディングボードの寿命が早まってしまう可能性があります。
目安としては、塗装をしている部分を触ってみて、白い粉がつくような状態の場合は塗膜が劣化している状態ですので、塗り替え時期と言えます。
さらに、サイディングボードの目地部分に関しても、定期的なメンテナンスが必要であり、状況に応じては打ち替えをするということが必要となります。