シーラーには油性タイプと水性タイプがあるのをご存知ですか?
それぞれに違った特徴があり、状況によって使い分ける必要があります。

今回は油性タイプのシーラーについて見てみましょう。

油性タイプのシーラーは、乾燥のための時間が水性に比べ非常に短時間で済むというメリットがあります。

早いものは数十分ほどで乾燥するので、手早く作業を進めることができます。

また、水性シーラーに比べ浸透性が高くよく吸い込むので、下地の劣化が激しいときに使用します。

劣化の激しい下地は塗料を吸い込みやすいので、これを防ぐために油性シーラーは最適なのです。

しかしメリットばかりではなく、揮発性物質を含み臭気が強いといったデメリットもあります。

臭いが数軒先まで届いてしまう場合もあるので、使用する場合には近隣に迷惑をかけてしまう旨をしっかり伝えておくようにしましょう。

加えて、水に強い分、道具の洗浄などには時間がかかり、水性シーラーよりも環境に与える影響が大きいという点もデメリットの一つです。

以上のことを踏まえて、より良い塗装ができるように選択しましょう。