前回の記事ではクラックとシーリングの劣化が起こる原因についてお話しました。
今回は外壁塗装が劣化する原因の続きをお話していきます。

3、チョーキングによるもの
チョーキングは塗膜の初期劣化状態で素地の保護機能が失われつつある状態です。
チョーキングが生じた以降放置していると塗装の機能を失ってしまい、保護していた材料が露出しても酸化が始まります。
原因としては紫外線・温度・水などが長い時間作用したことで起こります。
これは塗装に樹脂塗料をを使っていると必ず起こることなので、むしろ外壁の塗り替えを行うタイミングとして捉えましょう。

4、塗膜の亀裂
塗膜が亀裂していると美観が損なわれます。
さらに、素地の保護機能が低下しますので塗替によって塗膜の回復を図りましょう。
これが起こる原因としては、季節による温度差や乾湿の繰り返しで、塗膜が劣化し割れたものです。
家の見た目を気にしている方はすぐに塗替を行うことをおすすめします。

5、変色
道を歩いていると、色あせている古い建物の壁を見たことがありませんか?
そのような建物を見たとき見た目が悪く見えませんか?
そうなんです。変色は建物の美観を損ないます。
変色の原因としては紫外線や雨水などの影響によって塗料中の樹脂や顔料が劣化して起こるものです。
外的要因での劣化は仕方がないことですが、対策もできます。
紫外線や雨水などの影響を受けやすい箇所には、高耐候性塗料を使いましょう。

いかがでしたでしょうか?外壁塗装が劣化する原因は主に外的要因が占めています。
劣化は防げるものではないので、もし劣化が起きていると感じたらすぐに塗替を行いましょう。