屋根の塗り替え時期は素材によって異なり、カラートタンの場合は５年から８年、
スレート（コロニアル）屋根の場合は10年くらいがおおよその目安です。
そして、同じ素材の屋根でも、紫外線があたりやすい南側では劣化の度合いが速くなりますし、直射日光があたりにくい北側の屋根は、傷みにくくなるなど、面している場所によっても屋根の劣化の進行具合は変わってきますし、風があたりにくい場所・風通しの良い場所など、日光以外の条件でも状態は変わってきます。
また、目安となる時期のみでなく、その時々の屋根の状態を点検してみることで、塗り替え時期がわかります。
塗装の劣化は、艶がなくなってくる→色が落ちてくる→表面が粉っぽくなる（チョーキング現象と言います）→ひび割れやコケが生えてくる→塗膜がはがれてくる、という順序で進んでいきます。
塗装が剥がれている状態の場合、素材そのものが外部にさらされている状態になっているため、建物自体の劣化にもつながります。
また、塗り替えの際の費用も多くなってしまいます。
できれば、チョーキング現象が出始めたら、塗り替えを検討し始めるとよいでしょう。
